岩手競馬写真館
思い出の名馬たち(2) 〜さらば、アラブ王国岩手〜
以下の写真も、数年前、私がアナログカメラで写しスキャンしたものです。
■ライジングトウザイ
1998年11月29日、かつてアラブ王国と言われた岩手競馬からアラブの灯が確実に消える日が迫る中での「第30回 日高賞」。
優勝したライジングトウザイの勇姿と鞍乗の菅原勲騎手。
小雨降る中、見守る観客も少ない中での表賞式。しかし、私はしっかりとカメラに収めた。
1ヶ月後の紫桐杯、翌春の金蹄賞で優勝し誰もが岩手アラブ界のトップに君臨するかと思われた矢先、
1999年6月13日の「東北アラブチャンピオン」での競走除外を境に、低迷の一途を辿る事になる。
■メグミダイオー
同レース3着となったメグミダイオー。
私のメグミダイオーの最も輝かしい記憶はなんと言っても1998年9月15日の「北日本アラブ優駿」。
ホーエチャンピオン(北海道)とライジングトウザイを振り切っての首差ゴールは感激の嵐だった。
この日の鞍乗は主戦の西康志騎手に替わり小林俊彦騎手。
メグミダイオーはその後も岩手アラブ界のトップクラスとして安定した成績を残し、アラブ廃止により荒尾に転出。
2003年10月9日。荒尾競馬能力試験時に故障が発生し、予後不良の診断を受け安楽死。
さらば、メグミダイオー!!! 「北日本アラブ優駿」の感動は決して忘れない!
■イムラッドシンゲキ
同レース2着となったイムラッドシンゲキ。鞍乗は佐藤雅彦騎手(引退)。
その後イムラッドシンゲキは、岩手のアラブ廃止により兵庫に転出。
2002年2月20日の競走で骨折、競走中止した模様。